息子についての奇跡

かつて、(ありもしない)放射性物質を避けるため、関東から岡山県の和気町に避難・移住した頃。

避難する前から懸念していた通り、あまりの環境の変化に、うちの自閉症の息子は全然ついていけませんでした。

当初は、避難者用のシェアハウスに滞在していたのですが、知らない人ばかり、また滞在者がめまぐるしく入れ替わる、ということにも耐えられなかったようで、本当に朝起きた瞬間から、半端じゃない声で泣き叫び、それが長時間続く‥という毎日でした。共同のキッチンで食事をするのですが、そのキッチンにどうしても足を踏み入れることができず、特に朝ごはんを全く食べない日が続きました。

 

本格的に移住することになり、和気町に移り住んで数ヶ月経った頃であっても、地元の子育て支援センターに入ることができず、入り口で泣き叫んだため、泣く泣く帰ってくるとか、外出するとベビーカーから絶対に離れず、顔もベビーカーに押し付けて、周りさえ見ようとしない‥なんていう日々でした。

 

また、ある事情があり、和気町から岡山市に引っ越した時も、新しい部屋に慣れず、数ヶ月、家の中に唾を吐き続ける、なんていうこともありました。

 

自閉症の息子さんを持つ転勤族のあるお母さんから、「発達障害の子は、環境が変わると成長が遅れる」と聞いたことがあります。そのご家庭は、転勤族にも関わらず、引越しをしなくていいように会社にお願いしてあり、息子さんが安心して暮らせるようにしている、とのことでした。

自閉症の人は、とにかく、環境の変化に苦手、とは良く言われることです。

神様に出会う前は、私もそう信じていました。

そして、あるご縁があり、岡山県から愛媛県へ引っ越すことになりました。

私は、私が神様に出会ってから、息子は随分と変わったけれど、引っ越したら、環境が変わったら、きっと、何かがあるんだろうなあ‥と覚悟していたのです。唾を吐き続けるとか、何かを噛むとか、ものを壊すとか、何かしらあるのだろうな、と心していたのです。

 

ところが、どうでしょう。

息子は、初日から、学校にすんなりと溶け込んでしまいました(!)。

「明日、小学校ね。やったぁ小学校だー」と、抑揚のない喋り方で喋りながら、普通に通っています。

「学校楽しい?」と聞くと、「楽しい」と答えてくれます。表情が乏しいので、本当に楽しいのかどうかは不明ですけれど、少なくとも、嫌ではないようで、当たり前のように通っています。

自宅でも、全く以前と変わらず、落ち着いて過ごしています。妹ときゃっきゃ言いながら遊んでいます。

初めて行くショッピングモール、初めて行くスーパー‥。どこに行っても楽しそうです。

本当に、一体、どういうことでしょう‥。

 

私は、和気町でのものすごい泣き叫びの日々を何度も何度も思い出してしまいます。

本当に同一人物!?と。

 

正直、いわゆる普通のお子さんだって、学校が変わったら、少し戸惑うのではないでしょうか。

本当にびっくりです。

そして、「神様がそうしてくださった」と心から思い、驚き、感謝しました。今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

 

本当に、本当に、全ては神様。神様の御手にあるのだなぁ‥としみじみ思うのです。

 

とはいえ、時々、息子は、「岡山がいいなぁ〜。引っ越すの、寂しいね」と言ったり、「岡山バイバイ」と言ったりします。

岡山での生活も、とても恵まれていましたから、その気持ちもよくわかります。学校でも学童でも、住んでいたアパートでも、本当に恵まれていました。本当に神様のおかげです。

「岡山がいい」と言われると、私は、「あのまま住んでいたら幸せだって思うでしょう。違うんだよ。神様が行って欲しいと思っていらっしゃるところに行かなかったら、全部うまく行かなくなるんだよ」と話します。どこまで理解してくれているかわかりませんが‥。

 

息子を取り巻く環境については、また書きたいことがあるので、後日書いていきたいと思います。

また、下の子に関する、神様のご加護を感じる出来事もありました。

それも、今後、書き綴っていきたいと思います。

 

一人でも多くの人が、神様に出会えますように。

一人でも多くの人が、RAPTさんのブログに導かれることを祈ります。