子どもが嘘をつくのは‥‥


自閉症である息子が小さい頃、時々、こういう子(障害がある子)は純真だとか、ずるしたり意地悪したりしないでしょう、とか、言われたことがあります。

う〜〜ん‥確かに、小さい頃は、周囲の子に比べて、そんな感じだった時期もあったかもしれない。‥けれど、小学生になった息子を見ていると、ずるもするし、妹に堂々と理不尽な意地悪をしたりもしているし‥別に、特別、純真ってわけじゃないだろう、と思います。

 

ここ最近、私が一番、息子に、こうあって欲しいと思っていたこと‥それは、「嘘をつかない」で欲しい、ということです。

息子は、自分が失敗したことを隠すことが多かったのです。障害ゆえに、他人に伝えようとする気持ちが弱いところがあるのかもしれませんが、でも、明らかに、嘘をつくことが多かったんです‥。

学校に持っていく水筒を、3回、割ったけれど、2回は私に隠そうとしました。担任の先生が私に伝えようとした瞬間、「言わないで!!!」と、二回とも叫んでいました‥。隠したって、ばれるんですけどね。(ちなみにもう一回は、温泉の入り口で水筒を振り回し続け、ロッカーにぶつかり、割れました‥。目の前だったので隠しようがなかったのです)

 

また、家族旅行に行った時、朝、目覚めた息子のズボンのお尻周辺が何か濡れているのを発見しました。‥もしかして、お漏らし?と思い、息子におねしょした?と聞いても、「おねしょしてない!」の一点張り。結局後からお漏らししたことを白状しました。

 

そして、ある時は、敷布団に乗って遊んでいたことがありましたが、その時に、布団の布カバーを破いてしまい、綿が出てきてしまっていました。‥でも、結局自分からは言いに来ず、下の子が教えてくれました。

 

そういうとき、息子は、反省した様子もなく、こちらから促さないと謝ろうともせず、ただ、怒られることを避けているように思われました。怒られたくない、嫌な思いをしたくない、‥そんな風に見えました。

 

さらに、お友達の持ち物を勝手に使い、壊したのに誰にも言わない、指摘されないと謝らない‥そんなこともありました。

家では、他にも、たくさん色々と、そういうことが続いていました。と言いますか、今もあります。

 

下の子は、すぐに自分の失敗を伝えてきてくれます。助けを呼ぶし、謝ってくれます。なのでずいぶんと違うなと思っていました。

 

息子が何かやらかす度に、嘘をついてはいけない、自分の失敗は正直に伝えて謝らなくてはいけない、と何度も叱ってきました。聞いているのか聞いていないのかよく分からない息子の様子や、また、自分の物であれ他人の物であれ、物を大切にしないことに腹が立ち、ついつい、叱りすぎてしまうこともありました。

そして、ある日、学童保育のお迎えに行った時、先生から手紙を渡されました。手紙にには、

「運動靴の底がペロンと剥がれてしまいました。危ないので遊具では遊べませんでした。でも、本人はお母さんには言わないで、と言っていたので、手紙でお伝えしました」

とありました。またか‥。とがっかりしました。何度も、何か壊したり失敗したら、嘘をつかないで言うように、謝るように伝えてきたのに‥。

 

学童の先生は、「お母さんが怒りすぎなんじゃない?怒ると隠すわよ」とアドバイスを下さいました。しかし‥ん?と疑問が湧きました。

 

怒りすぎる→自分の失敗を正直に言わなくなる

優しく注意する→自分の失敗を正直に言うようになる

本当に、そうでしょうか?

優しく接していたら、本当に、自分がした失敗を、話してくれるようになるでしょうか?

いかにも、本当に聞こえますよね。以前の私なら、そう思っていたと思います。子どもの「自分の失敗を言いたくない、怒られるのが怖い」‥そういう気持ちを受け止めてあげてください、なんて、いかにもどこかの育児本に書いてありそうです。

 

でも、正直、そんな対応をしても、子どもが正直に話してくれることはないと思います。もしかしたら、時々はそうしてくれるかもしれませんが。

 

確かに、怒りすぎるのは良くないと思います。私も必要以上に感情的になるところは悔い改めなければなりません。その子がもっと良くなるように、自分の感情のはけ口になったりしないように、愛を持って伝えなくては伝わらないと思います。(しかし私の場合、物をしょっちゅう壊されたりすると、結構なかなか感情のコントロールが難しいのですが‥。悔い改めます。)

 

でも、「怒るから、怖いから、言いたくなくなる。だから正直じゃないのは僕のせいじゃない」のような、正直でないことを、大人のせいにするのはおかしいと思ったのです。

原因は、息子の中で善悪の区別がついていないことだと思います。

「正直でないこと、嘘をつくのは悪いことだ」という考えがインプットされていないのです。

 

なんだか、そんな風に生きていたら、神様の前でも正直に自分の罪を告白して悔い改めたり出来なくなりそうです。

とか、他人に欠点を指摘されても、素直に認めないとか。

 

男の子はよく物を壊すから仕方ないとかも言われました。けれど、そういう傾向はあるかもしれませんが、だからって、仕方ない‥で済ませるわけにはいかないと思います。そのまま壊し続けていいわけないし、いいことと悪いことの区別、善悪はきっちりと分けて教えないといけないと思います。

 

世の中の価値観、育児論は多様すぎてわけがわからないけれど、全ての判断基準は聖書の善悪、そうわかったら、本当にシンプルに、すっきりすると思います。

実際に聖書通りに生きるには、俗世間に長〜い年月浸かってきた私には、険しい険しい道のりですけれど(‥)、RAPTさんのブログで、喜びと希望をいただいて、日々もがいています。

 

ある日、朝、息子が、「ママー、お漏らししちゃった」と言いにきました!

げっ‥と思って見てみたら、朝起きてトイレに行ったけれど間に合わず、ズボンとパンツが濡れてしまった様子(息子は自分では詳細を説明できません)でした。その朝は寒かったから、仕方なかったかなと思いました。

そして息子は、「お漏らししたって言えたねー」と自画自賛していました。私も、ちゃんと伝えられて偉かったね、と言いました。

 

その日の夜、息子が、「オムツは」と言ってきました。かなり前ですが、寒い日が続いたためか、お漏らしがなぜか続いた時に、布オムツをしていたことを思い出したようです。自分なりに考えたんだなとびっくりしました。「大きい子のオムツはないんだよ」と話したら、また自分で考えたようで、「寝る前は一回だけしかお茶飲まないよ。そしたらお漏らししないよね」とか、「もう一回トイレ行ったらお漏らししない」とか、色々私に言ってきてくれました。

自分で一生懸命、お漏らししないために考えているなんて、私にそれを言ってきてくれるなんて‥と可愛いな、嬉しいな、と思いました。普通のお子さんなら、当たり前のことかもしれませんが、息子にとっては快挙なんですよね。

 

この前も、寝る前に、「今日は嘘つかなかった」とニコニコしながら言ってきました。

ふーん、叱られていると時にあまり聞いていないように見えても、気にしてるんだなと思いました。

嘘をつくなんて、失敗を隠すなんて、罪なことを続けていたら‥。罪に、悪魔・悪霊が近寄ってくるのですから、本当に心がどんどん汚れて、よくない考えにも取り憑かれるだろうし、実際、何をやってもうまくいかず、悪いことばかり起こります。

 

自分のことを振り返ってみても、他人にどう思われるかとか、その場の価値観とか、そんな判断基準じゃなくて、

聖書の価値観、判断基準、善悪さえあったら、神様からどう思われているかだけを考えていたら、良心の呵責もないし、心が晴れやかになるんだなー、と改めて思いました。

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